IPO投資で作っておきたい証券口座はここだ!!元証券マンが実践している選び方のポイントと資金プランを開設!証券会社一覧付き

IPO投資で作っておきたい証券口座はここだ!!元証券マンが実践している選び方のポイントと資金プランを開設!証券会社一覧付き

こんにちは。マークjrです。

先日、ついにIPO初当選を果たし、ありがたく儲けさせてもらいましたが、そこに至るまでは多くの証券会社の口座開設という修業がありました。1社あたりの作業は大したことがないのですが、正直同じ作業の繰り返しなのでなんとも面倒ではありました。資金管理も大変になります。

とは言え、IPOをゲットする為ですので、これくらいは頑張りましょう。で、私も昨夏から証券口座を増やしていましたが、勉強不足でもったいないことがあったのも確かですので、皆様が同じ轍を踏まないためにも、この機会にご紹介したいと思います。

選び方のポイント

とにかくIPOを扱っている証券会社は全て口座開設すべし

IPOは全ての証券会社で扱っているわけではありません。銘柄によっては、例えば野村證券では扱っているけど、大和証券では扱っていないだとか、その逆といったことが良く起こります。また、IPOの抽選申込期間は1週間程度ですが、口座開設には早くて数日、長いと1ヶ月以上かかるので、思い立ったが吉日とばかりに急に作ることはできません。なので、とりあえず作ってしまうことをおすすめします。

基本的に口座管理料は無料ですので、使わなくて何も不都合はありません。せいぜいIDやパスワード管理が面倒になるくらいです。今日は11社ご紹介しますが、全部作ってしまいましょう。

あえて順序をつけるなら、抽選時に前払い金がいらない証券会社から作る

IPOは基本的に抽選申し込み時点、若しくは抽選日までに株を買うのに必要な金額を予め口座に入れておく必要があります。例えば公開価格1株300円の株を100株申し込む場合は3万円以上が必要です。これは買う余力がない人を抽選から排除するためですが、なんと、野村證券、岡三オンライン証券、松井証券、DMM証券では当選が決まってからの入金でも可能となっています。

なんともありがたいシステムですが、買えない数量の申し込みをするのはやめましょう。当選したのに買わない(買えない)ことは証券会社からしたら邪魔な存在にしかなりませんので、次回の抽選からこっそり排除される可能性がありますのでご注意を。

幹事の回数が多い会社は外せない

幹事とは、IPOの各種手続きの手伝いや、新規発行の株や売出の株を引き受けて投資家に株を販売する会社のことを言います。

なので、当然幹事として参画している回数の多い会社での口座開設は必須です。

幹事回数が多い会社は野村證券、大和証券、SMBC日興証券といったいわゆる大手証券とSBI証券です。大手証券でもネット口座が開設できるので、やっておきましょう。特に野村證券、大和証券、SMBC日興証券は主幹事を務めることが多く、その分、扱う株数の割当ても多くなるのでネットでの当選本数も多くなります。

まぁ紹介する11社全部で口座作ってしまえば関係のない話ですが。

IPO投資では売買手数料やシステムの使いやすさは気にしなくて良い

普段の投資、特にデイトレをする人にとっては売買手数料は死活問題ですが、ことIPOにおいては全く気にする必要はありません。むしろ気にしていたら当選チャンスを逃します。

IPOはそもそも購入時の手数料はどこも0円ですし、今はネット口座の手数料の差なんて微々たるものです。

また、トレードシステムの良し悪しもIPO投資ではあまり重要ではありません。初値売りをしてしまえばシステムは全く関係ないですし、チャートに線が引ける引けないくらい差があっても、そもそも足がほぼないので分析しようがありません。

おすすめする証券会社一覧

というわけで、私がおすすめする証券会社はこちらです!もちろん私も使っています。

証券会社取扱数主幹事資金必須
時点
ひと言
野村證券購入時最大手。当選後入金は神。
大和証券申込時業界2位。
SMBC日興証券申込時業界3位。
みずほ証券申込時なかなか良い案件が多い。
SBI証券価格決定時案件も多いが口座も多い。
マネックス証券申込時上に同じく。
楽天証券なし申込時それなりの幹事数あり。
松井証券購入時たまに幹事になるが、当選後入金は神。
connectなし申込時委託販売。大和証券子会社なので案件多い。
岡三オンライン証券なし購入時岡三証券の委託販売。当選後入金は神。
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)なし購入時SBI証券の委託販売。

資金必須時点は、「申込時」が一番早く、「価格決定時」、「購入時」と続きます。「購入時」の会社は落選時は資金用意が不要で、投資側にとって最も有利な条件です。

また、主幹事とそれ以外の幹事とでは、配分数に大きな差があります。案件の規模にもよりますが、主幹事が8割程度、その他の幹事は2割程度を山分けというイメージなので、主幹事ができる証券会社は必須と言えます。

なお、岩井コスモ証券岡三証券エース証券は年間のIPO数の40%近くの扱いがあるので口座はあっても良いかもしれませんが、割当て数が少ないケースが多いので当選率と効率を考えるとなくても大丈夫かと思います。これ以外の証券会社は案件数が少ないのでなくて大丈夫です。

どれくらいの資金を用意すればよいか

銘柄毎に最低投資金額は大きく変わりますが、40万円あればほぼ全ての銘柄に参加できます。30万円までで全体の8割程度、20万円で全体の5割程度の銘柄に参加可能です。全部の証券会社に残高が40万円あれば無敵ですが、これですと500万円くらいを要してしまいますので、私見としては1証券会社あたりの残高は25万円とするのが良いと思います。これで7割くらいの銘柄はカバーできますが、どうしても欲しい銘柄があるときは資金移動をして臨みましょう。

とはいえ、これでも今回紹介した11社から購入時の入金で間に合う4社は除いけば、残り7社で175万円でカバーできます。でも175万円も必要です。

そんなに用意できないという人向けに、できるだけ入出金の手間を減らしながら、効率よく資金を使用する方法を検討してみました。結果、次の2つの対応をすることで元手100万円まで下げることができます。

  1. 1社あたりの残高を20万円にする
  2. マネックス証券、楽天証券、connectは3者で資金移動で対応する

尚、同一証券会社で案件が重複した場合は主幹事案件や公募割れリスクの少ない方を優先します。

まとめるとこうなります。

証券会社理想の残高おススメの残高100万円コース
野村證券40万円0円0円
大和証券40万円25万円20万円
SMBC日興証券40万円25万円20万円
みずほ証券40万円25万円20万円
SBI証券40万円25万円20万円
マネックス証券40万円25万円(20万円)
楽天証券40万円25万円※(20万円)
松井証券40万円0円0円
connect40万円25万円※(20万円)
岡三オンライン証券40万円0円0円
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)40万円0円0円
合計440万円175万円100万円
ポイント余裕があるならIPO扱いのあるところ全部作ってもよいくらい。もう少し減らしたい場合は※のついたところから削減。「(20万円)」は3社間の資金移動で対応。

この様に配分すれば、100万円からでもかなりの量のIPOに応募が可能になります。

えっ!?100万円も証券会社に入れられるかって?

安心してください。IPOに当選しない限りはただの貯金と同じですから。

IPOに使わなければただの貯金

預けた資産は目減りすることはありません(厳密には100%ないとは言い切れませんが、99.9%ないとは言えます。その理由が気になる方は別稿をご覧ください)。

IPOが当たるか、他の投資に手を出さない限りはその金が投資にまわることはありません。確かにいつでも投資につぎ込めるという心理的ハードルはあるので、私も証券マンだったころはこのお客さんのハードルをなかなか越えられませんでした。

最悪、IPOを申し込まなければ減ることはまずありません。

というわけで、いかがでしょうか?私も最近開設した口座もあるので、適宜入金をしてIPOに備えたいと思います。

みなさん、当たることをお祈りしてます!

ではまた!