対面販売の営業マンとお付き合いしよう ~人気IPOを買うコツ~

対面販売の営業マンとお付き合いしよう ~人気IPOを買うコツ~

こんにちは。マークjrです。
今回は株をやっている人には特に読んで頂きたいお話です。

テーマは「対面販売の営業マン」です。

私が証券マンだった頃から、いずれはネット証券が台頭して、営業マンによる株の対面営業は意味がなくなると言われてきました。私もよく飛び込み先でネットでやるからいいと言われてましたね。

しかし、恐らく営業マンによる株の対面営業は永遠に不滅だと思われます。特に大手は。そしてこの営業マンたちと上手に付き合うことでみなさんに利益をもたらしてくれる可能性があるので、今回は営業マンと付き合うメリットを紹介していきます。

対面営業マンでしか買えない商品がある

メリットはずばり、これに尽きます。「数」と「忖度」という二つの観点から解説します。

大手はやっぱり「数」が多い

新規公開株(IPO)や公募増資・売出(PO)を例にしますが、ご存知ない方の為に簡単にご説明します。

IPOとは、新しく取引所に上場する際に証券会社を通じて大量の株を予め売り出すことです。なので上場した時には既に一部の投資家は株を持っています。POは、既に上場している会社が追加で新しい株、または持ってる自社株を取引時間外で売り出すことです。

実はIPOやPOは購入時、手数料無料で買うことができます。また、POの場合は取引価格から少し割引(だいたい3%くらい)された価格で購入でき、IPOの場合は、人気銘柄だと上場と同時に大きな利益を出す可能性を秘めています(逆にがっつり損することもありますが)。

このIPOやPO、ネット証券でも取り扱いはありますが、対面営業を主とする大手証券(野村、大和、日興)に比べると件数的にも金額的にも少ないです。最近では岡三やSBIや楽天あたりはかなり頑張っているようで、昔に比べて増えましたが、まだここ部分では大きな差があります。なので、IPOやPOを買いたいと思ったらまずは大手証券会社の口座を用意しておくことをオススメします。

良い意味で「忖度」が働きます。

IPOやPOでは、大手証券でもネットでも基本的に抽選配分、ってことに表向きはなっていますが、大手証券は実はそうではありません。人気銘柄ほど太客を優先します。

大手証券の場合、投資信託をいっぱい買ってくれた、なかなか売れなかった外債(外国債権)を買ってくれた、日頃から株売買やってくれるなどなど、日頃から取引実績の多いお客さんには人気銘柄のIPOであっても希望に近い数量を配分します。これが忖度です。

ネット証券でも取引量などを機械的にポイント化して差をつけているようですが、定性的な部分での評価では大手対面型営業マンに軍配が上がります。不平等って思うかもしれませんが、向こうも商売です。なお、大手証券もネット口座がありますが、ここは完全に抽選です。

IPOがなかなか当たらない方、面白そうと思った方は是非証券会社の支店に直接電話してみてください。若手営業マンがすぐに電話を取って対応してくれることでしょう。

窓口に直接行く方法もありますが、数千万円をいきなり入金するような方でない限り、サービス課預かりとなる可能性が高く、その場合、IPOやPOでは抽選にまわされてしまうと思われます。知り合いに証券マンがいるならその人に相談してみるのも一考の価値ありかと。

どこの証券会社が良いのか?

結論としては、上位3社である野村、大和、SMBC日興はあった方がいいと思います。IPOは支店ごとに枠があるので枠より申込数が少なければ、よっぽど嫌われてない限りもらえます。逆に銀行系(みずほ証券や三菱UFJモルガン)は最近IPOがかなり減った印象です。

逆に人気銘柄で株が足りなくなりそうな時は、先程の「忖度」が働きます。なので、口座ができたら彼らから提案された商品を少しで良いので時々買ってあげてください。そしたら人気銘柄でも手に入る可能性が高まります。

個人的にはあまり証券マンの言いなりにはならない方が良いと思いますが(その理由はこちら)、多少はお付き合いで買ってあげることも大切です。ギブアンドテイクです。あと、IPOで儲かったからって毎回引き出さないように。これ嫌われます。

IPO銘柄を知りたい人はこちらのサイトがわかりやすいです。よくまとまっていて、過去の傾向から初値を予測していたりするので、過去案件もあって勉強になります。(回し者ではありません)

やさしいIPO株のはじめ方(サイトに飛びます)

他にも対面じゃないと買えないものが・・・

対面じゃないと買えない商品に、カスタマイズ商品があります。私も主に法人向けで提案していました。債権にはなりますが、めちゃくちゃ良い利率が出てました。

ただし、数千万円以上が最低ロットなので、億単位で運用できるようになったら検討してみてください。

ちなみに、超大口顧客限定で為替のスプレッドの優遇があります。支店長決裁にはなりますが、銀行など変えるよりもかなり割安でした。海外に行く時などに活用できるかもです。

というわけで、対面営業マンと付き合うメリットをお伝えしました。営業電話はかかってきますが、それを差し引いてもメリットはあると思いますので、是非検討してみてください。