絶対に訴えてやる!!と思った時の弁護士の探し方
こんばんは。マークjrです。
最近、初めて弁護士にお世話になる機会がありました。(訴える側です)
その先生は、顧客の利益を守ることを第一に考えて動いてくれそうな印象を受けたので依頼することにしました。この先生にたどり着くまでに私は既に何人かの弁護士に相談をしたのですが、厳しい内容ということもあって納得のいく答えが得られず、半ば諦めかけていたので大変助かりました。
私もそうですが、世の中の多くの方は「弁護士=全てが正解」という思考になってしまっている気がします。確かに正しいことは言っていますが、全ての弁護士が「ベストな解答」を提示してくれるとは限らないようです。
そこで、一般市民の私が弁護士の探しの体験談と探し方のコツをご紹介します。
あ、念のため前もって言っておきますが、これは弁護士の批判ではなく、どうやったら顧客が最善の策を得ることができるのかを伝えることが目的ですので悪しからず。
弁護士にも得意分野がある
まず頭に入れておきたいことがこれです。
離婚、企業法務、著作権、特許、刑事、民事、借金、相続などなど、弁護士が扱う分野は多岐に渡りますが、一人の弁護士が全ての分野を完璧に対応できるということはないようです。というのも、どうやら弁護士の仕事は私の想像以上に専門性が深く、「広く浅く」では対応できないので「狭く深く」対応する必要があるようです。
なので、企業法務が専門の弁護士に離婚の相談をしても「ベストな解答」を得ることができないということです。
ちなみに同じことが他の士業にも言えて、会計士や税理士なんかもM&Aができる人とできない人がいたり、節税が苦手という人もいるようです。
弁護士業も商売だ
そう、よく考えれば弁護士も商売なんですよね。最近では弁護士が増えすぎて儲からない職業になったとか言われてますし、できるだけローコストでハイリターンを求めていてもおかしくはないですよね。
そうなると、手間がかかる割にメリットのない案件なんかやりたがらないですし、また、簡単な方法で結果が得られそうなら、わざわざ他の弁護士を紹介するより、その簡単な方法を「ベストな解答」として提示してお金を稼ごうと考えても何ら不思議なことはありません。
おいおい、職業倫理はどうした!?と言いたくなりますが、法律知識に乏しい一般市民からすれば、そもそれが「ベストな解答です」と言われてしまっては、そうなのかと思ってしまう人がいてもおかしくありません。
私も今回依頼するに至るまで、昔の知り合いの弁護士や知人から紹介された弁護士に相談に行きましたが、同じ相談内容なのに提案された策はみんなバラバラでした。
恐らく各人ができる範囲の「ベストな解答」ということで提示してくれたのだと思いますが、自分でもネットで調べていましたので、それらが私にとっての「ベストな解答」ではありませんでした。
ちなみに、本件とは関係ありませんが、知人が損害賠償の請求の案件をとある弁護士に依頼したところ、弁護士が非現実的な賠償額を相手側に提示したため折り合いがつかずに長期化してしまい、弁護士費用ばかりが嵩んでいるという話もあります。
知り合いの行政書士に聞いてみた
ある時、ふと閃きました。
「その分野を得意とする行政書士や司法書士なら、同じ分野に強い弁護士を知っているんじゃないか?」と。
そこで、早速、大学の先輩の行政書士に相談に行ったところ、案の定、今回依頼した先生を紹介してもらうことができました。私の予想通り、先輩は何人か弁護士の知り合いがいるようで、私の話を聞いて適任と思われる先生を選んでくれたようです。
もちろん相談料はお支払いしました。
言われるがまま、にはなるな
私も含めた一般市民が弁護士に依頼する時って、大抵、既に大事になっていることが多いのではないでしょうか。弁護士も人の子ですし、商売人です。弁護士なら面倒な案件でも必ずベストな答えを出してくれるとは限らない、ということを今回学ばせて頂きました。
恐らくですが、近所だからとか知り合いだからという理由だけで弁護士を選んではいけないと思われます。もっと良い解決策があったにも関わらず、言われるがままに話を進めたがために不利な結果になることもあり得るので、しっかりと吟味することが大切です。
ということで、探し方のコツは次の通りではないかと思います。
- 自分にとっての「ベストな解答」をネットなどで調べる。
- 行政書士や司法書士に相談して弁護士を紹介してもらう。
- 複数の弁護士に相談してみる。
- 懲戒がないかネットで調べる。
4の懲戒についてですが、何か不正をして弁護士会から処分されていると、その内容が記録されます。ネットでも調べることができるので、チェックしておくと良いと思います。
私の案件はこれからですが、私の選択が「ベストな解決」になることを願って止みません。
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