【投資初心者必見】FX始める前に知っていて欲しいこと書いてみた
皆様こんにちは。マークjrです。
2月以来のブログになってしまいましたが、その間、良い話、悪い話、色々なことが起こってました。
何よりも直近6ヶ月間のうち、半分近いの約3ヶ月間が緊急事態宣言っていう状況で、色々自粛しながら経済活動頑張れっていう政策が意味不明過ぎて困っています。外出するな、人流減らせ、でも金は稼げって無理でしょ。こちとら、飲食業界と間接的に関係している仕事をしてるので相変わらず仕事ないし、他の業界向けの仕事もコロナのせいで新しい仕事が延び延びにになっていて金にならないしで困ってるんですが。変異株対策とか言いますが、海外からの渡航者の隔離が6日間って意味あるのか不明です。もう少し頭を使い、責任感をもってやってもらいたいものです。
冒頭から荒ぶってしまってすみません。しばらくブログをお休みしてずっとMT4での自動売買のプログラミングをしていました。それに付随してFXを改めて勉強をし直しましたが、まぁ調子のいいことばっか言っている方々が多いこと多いこと。
ということで今回は、業界の方のお怒りを買いそうなテーマですが、無勉強で始めて損する人やFX商材で騙される人が減るといいな、という思いを込めて投資初心者の方のために書こうと思います。
ちなみに私のFX歴ですが、10年以上前にブラック企業で働きながらFXをやって20万円負けてますが、この時は本を少し読んだだけで始めたので負けて当然でした。そこからしばらく空いて3年ほど前から研究を再開。MT4というFX界隈では有名なソフトを使って検証をしまくり、いけそうな目途が立ったロジックには実弾を投入したりしています。結局、想定外の問題が起こったりして本格運用には至っていませんでしたが、最近作ったシステムは良さそうなので実弾投入前のテストを行っているところです。ロジックを公開するつもりはありませんが、気が向いたらそのヒントになることは小出ししていくかもしれません。
FXで勝ちたければ、まずは人の言うことを鵜呑みにしないこと
これについては昔からその通りだと思っていたので新たな発見ではないですが、よくあるセミナー(有料無料問わず)や教材といった物の大半は本当に儲かるのかどうか怪しいです。
というのも、本当に儲かるんだったら、自分で実践すればそんなの販売しなくても大金持ち間違いないからです。儲かるかどうかわからないから、結局手っ取り早く儲けるためにセミナーや教材にして稼ごうという魂胆と思った方が良いと思います。
仮に月間1,000pips勝てる!という手法があったとすると、1万通貨やれば10万円の利益です。1万通貨やるための証拠金(投資額みたいなもの)は通貨にもよりますが今のレートなら4万円~6万円ですので、まぁ一時的な含み損や負けトレードがあるので30万円もあれば始められます。ってことは月利30%というとんでもない利益となり、これを複利運用すれば数年で世界一の金持ちになれます。話半分(月利15%)でも3年半で「億り人」になれるわけですから、セミナーや教材販売なんてやる必要はないわけです。
当たり前じゃんと思うかもしれませんが、これで飯を食ってるやつがごまんといるということは、まだまだ、かもねぎさんがいっぱいいるってことでしょう。
ちなみにですが、セミナーとかで過去のチャートを持ち出してあーでもない、こーでもないと言ってるのが通常ですが、あれはあくまで説明しやすいポイントを抜き出して使っているに過ぎないので、後付け解説であって役に立たないことは頭に入れておいた方が良いでしょう。実際にやってみるとわかりますが、言われた通りにエントリーしたのに期待した方向とは逆に動くことが大半です。いかに良いとこ取りで解説しているかがお分かりいただけるかと思います。特に勝率7割を超える手法は要注意です。
どちらにしろ、その手法をしっかり検証して再現性が高いものであり、期待値を算出して利益が見込めることを確認してから実弾を投入しましょう。裁量トレードならForex Testerなど、自動売買ならMT4を使って検証できます。私は自動売買派なのでMT4で検証します。
あ、ちなみに、月利1%で30万円複利運用の計算もしてみましたが、584ヶ月(約49年)で億り人という結果になりましたw
初心者向けのFX解説書に書いてある手法は、その通りやっても儲からない確率が高い
私もそうですが、FXを始めようと思った時、大体の人が本屋さんで書籍を買って勉強すると思います。で、FX業者でデモ口座とか開いて、そこに書いてある通りにやってみると思います。よくあるのが、移動平均線のゴールデンクロスや、MACDのゴールデンクロスなどの手法ですが、これ、そのままやると高い確率で負けます。
5冊くらい似たような初心者向けの本を読めばわかると思いますが、移動平均線の期間設定が本によってバラバラです。もし勝てるなら同じ時間足なら同じ移動平均線の期間を使って解説をしているはずです(勝てる期間設定が複数あるかもしれませんが、本当にあればFXでみんな苦労しません)。
かと言って、儲かっている人が移動平均線を使っていないわけではありません。他にも色々なエントリー条件がある中の一つとして使っていることは大いにあります。特にトレンド認識で使っている人は多いのではないかと思われますので、初心者向けの本に書いてあることはあくまで基本を学ぶための事例としてとらえてもらった方が良いと思います。また書籍が役に立たないわけではありません。何を隠そう私自身の自動売買のロジックも本を参考にしているのですから。
FXはそんなに簡単には勝たせてくれません。恐らく株や不動産以上に研究心が高い人だけが勝てる世界だと思います。
スワップで稼ぐのはハイリスク・ミドルリターン
一時流行りましたね。私も友人と一緒に南アランドやトルコリラでやりました。高金利通貨を買って継続保有していればスワップでチャリンチャリンと毎日良い響きが・・・
のはずが、チャリンチャリンの音は聴こえたものの、ガッシャーン(通貨下落)というドでかい音でかき消されて損失撤退しました。我々はまだマシな方で、2016年年初にトルコリラ40円とかの時に始めた人はおそらく全損撤退してるのではないでしょうか。まさか40円が13円になるとは思いもよらなかったでしょう。元証券マンの私でも予想できませんでした。
なお、この戦略は、この様な下落時の含み損に耐えなくてはいけないので、余剰資金をたんまりと用意する必要があります。1万円くらいあればざっくり2万通貨近く買うことができて、年間2万円以上のスワップがもらえるようですが、このままではレートが下がった(円高)時に損失が発生し、即刻ロスカット(強制決済)されるので、損失に耐えられるだけの余剰資金を常に口座に入れておく必要があります。2万通貨だと1円円高になっただけで2万円の損失になります。仮に5円円高に耐えようと思ったら余剰資金として10万円以上が必要ですので、実質の年利はスワップ2万円÷(証拠金1万円+余剰資金10万円)で18%くらいになります。
試しに、前述した2016年年初にリラ40円で買った場合どうなったのか調べてみました。(2020年年末までの5年間)
スワップポイントのデータはこちらのサイトを参照しました。(くりっく365のサイト)
https://www.click365.jp/service/service08.html
1万通貨投資した場合、証拠金は1万6千円、累積でもらえたスワップは15万円程。円高による損失に耐えるために必要な余剰資金は(40円-13円)×1万通貨で27万円。よって、28.6万円初期投資して、15万円スワップで稼ぎましたが、円高による損失が27万円なので、2020年年末の残高は16.6万円となり、初期投資との差額である12万円が損失ということになります。採用したサイトのスワップを年利に直すと7%台なので、11%台で提供している会社もあることを考慮するともう少し赤字は減りそうですが、黒字にはならなさそうです。
ところで、為替は0円にはならないと思われるかもしれませんが、半分正解、半分外れです。0.000000・・・・1円というレートもありなので損失も無限です(ハイパーインフレ)。今のレートの約13円が0.01円とかになる可能性もありますが、その場合は証拠金も切り下げられて最終的には口座残高0円ということになると思われます。もっとも、そうなる前に取扱終了になると思いますが。また、スワップは毎日変動していますし、政策金利が下がるとスワップも下がります。長期で投資するなら政治的な安定性が欠けている国ではこの可能性は考えておいた方が良いでしょう。
スワップ狙いをやるのであれば、オージー円などの比較的政治経済が安定した通貨ペアが望ましいですが、その分スワップが少ないので株の配当などの方が運用としては良いかもしれません。
リピート系ってどうなの?
最近流行りのリピート系のトレード手法。リピート系とは一般的には一定間隔で自動でエントリーするのを繰り返すトレードと言われています。トレンドを見極める等の裁量の余地をほぼ排除しているので初心者の方にも取り組みやすいという謳い文句ですね。私もこれは散々研究しましたが、収益率を求めないけど少しずつ増やしたいという人にはお勧めしてもよいかなぁと思います。ところで、多くの業者がこのシステムを提供しているようですが、業者によってシステム内容が異なっていて、一部のシステムはこれから上がるか下がるかの判断を求めてきたりするなど、裁量の要素があったりするので多少良し悪しがあるような気がします。各社のシステムを試したわけでもないので、批判も推奨もしませんが。
ポイントは含み損と利益のバランスだと思われます。リピート系の最大の敵は含み損で、相場が逆行すると全て塩漬けとなるので、含み損が貯まってロスカットにならないだけの余剰資金を入れておく必要があるので、収益率に難があります。トラップの間隔を小さくしたり、利益確定を小さくすればトレード回数が増えて収益率が良くなりますが、その分ロットが増えて含み損が大きくなります。反対にトラップ間隔を大きくしたり利益確定を大きくすると、ロットが減るので含み損は少なくて済みますが収益率が悪くなります。
まだしっかり検証したわけではありませんが、FXの他の戦略や、もしかしたら株の配当の方がマシかもしれません。
他にも支払いスワップの問題もあります。先程、相場が逆行すると塩漬けになると言いましたが、保有しているとスワップポイントが発生します。もらうだけなら損はしないのでまだ良いですが、売り買い両方やる場合は大抵スワップの支払いが発生します。海外口座なんかだと売りも買いもスワップ支払いだったりします。1トレードの利益額にもよりますが、年単位で塩漬けになることもザラにあるのでよく検討をしてください。
例えば2020年3月9日にドル円を101円台で売りエントリー(円高で利益)したポジションは未だに決済されずに残ってるはずですが、仮に1万通貨で利益確定を1円(つまり、レートが100円になったら儲け確定)にしてやっていた場合、利益は1万通貨×1円で1万円となりますが、スワップポイントで毎日10円ずつ支払うとしたら1年後の2021年3月8日には10円×365日で3650円が既に口座から引かれているということになります。なお、毎日10円の支払いスワップは国内業者でも最安水準です。20円や30円台、YouTubeにリピート系の広告を出している某業者は支払30円台のようです。
なお、逆に受取スワップ狙いも交えたロングのみの新興国通貨でのリピート系もあるようですが、前述のトルコリラの様に一方通行の相場になると帰ってこないのでお勧めしません。
以下の図は、一般的なリピート系のリアルなイメージをするために2020年1月~2021年5月のドル円相場にざっくりと当てはめてみました。売りの場合は逆です。
相場が一方通行になった場合がこちら
イメージできましたでしょうか。今回はリスクをしっかり理解してもらうために少々損失の可能性を強調した感はありますが、塩漬けや支払いスワップのリスクを折り込んでロットや利益確定、トラップ間隔を設定できれば有用な戦略だと思います。エクセルで計算が可能なので、研究してみてください。
なお、リピート系をする際に最もやってはいけないのは損切です。これをやるといわゆるコツコツドカンで儲かりません。リピート系を提供している業者の解説をいくつかみましたが、トラップを張っているレンジから損切の代わりに、どこかのタイミングで反対売買で両建てして含み損を固定させ、戻ってくるまで放置する戦略も可能ですが、もしそのタイミングで天井もしくは底を打ってしまうと、新しく建てたポジションで大きく損をすることになると思われます。
こうした問題を回避する方法があるにはありますが、収益率が悪すぎるので、一旦リピート系戦略の研究は止めて違う戦略研究に労力を割くことにしました。私の研究したリピート系の戦略に興味がある方はこちらもご参考ください。
「1日5分のデイトレで稼げる」はシステムありき。スウィングトレードより長期投資なら完全裁量でも可能性あり。
1日5分で稼げると聞けば、忙しいの人には非常に魅力的な言葉ですね。ただ、完全裁量トレードでこの言葉をいう人はトレードしたことないのではないかと思われます。
下のチャートはまさに今、私が書いているタイミングでのドル円1分足に14本単純移動平均線を入れたものです。表示の時間はサーバーの都合で日本時間から6時間ほど遅れているので、今22時半くらいです。ロンドン市場の後半戦とNY市場の時間ですね。
みなさんはこのチャートを見て今、このタイミングでエントリーできますでしょうか?
おっと、よく上位足も見ろと言いますよね。ってことで5分足。
う~む。上昇トレンド一服して下降トレンドに入るかなってところですかね。「3:10」が日本時間の朝9時ですが、このあたりでタイミングよくチャートが見れたらロングエントリーしたかもしれません。
が、いつもこのタイミングで動いてくれるわけではありません。このチャートの時間表示の最後は「13:50」ですが、もしこのタイミングでチャートを開いたら、半日続いたトレンドの押し目と見ることもできますし、今回のチャートの様に、トレンド終盤と見ることもできるので基本的にはエントリー見送りの場面です(この解説も後付けですが)。つまり何が言いたいかというと、頻繁にチャートをチェックしていないとトレードにすら着けないということです。
解決策としては、ある程度のロジックをシステム化してアラートを鳴らし、トレードするかどうかは最後は自分の目で見て決めるということであれば1日5分でデイトレも不可能ではなさそうです。
または投資スタイルをスウィングトレード(エントリーから決済まで数日程度)に変えて4時間足や日足を見るのであれば1日5分でも完全裁量トレードで可能と思われます。4時間足なら1日に6本しか生成されないので、「次こうなったらトレンド入るから4時間後に再確認してエントリー」といった対応が可能だからです。その代わり、必然的にトレード期間が長くなるので、お金をリスクに晒す時間も長くなりますし、利益確定も損切デイトレより大きく取る必要が出てきますのでお気を付けください。
あ、そういえば冒頭のチャート、あれから1時間ほど経ちましたが、やっぱり下落しました。タイミングが合えば1日5分で5pipsは稼げることが立証されましたねwタイミングが合えばね。
自動売買やアラートシステムは買う価値があるのか
忙しくてチャートを見る暇なんかないとか、裁量トレードの能力が全く伸びないという人が自動売買やアラートシステムに手を出すのは必然と言えます。私もビビりなのでエントリーしてちょっとでも利益が出るとすぐ利確してしまうタイプです(逆にちょっとでも損が出るとすぐに損切しますw)。なので自動売買やそれを動かすMT4を知ってからは、これがなければFXなんて到底できない思考になってしまいました。アラートシステムは最終的にエントリーするか否かや利確損切の判断はユーザーなので、前述のように常時監視しなくてよいだけの裁量トレードのためのシステムと言えます。
自動売買のメリットは、メンタルに左右されない、エントリー機会を逃さないといったところですが、これは同時にデメリットでもあります。最終的には裁量トレードには勝てないと認識していますが、この辺を語ると長くなるのでまた別の機会にでも。(自動売買の特徴や期待値の考え方などを書く予定です。気が向けば。)
さて、見出しの件ですが、結論から言うとモノによります。
自動売買やアラートシステムはゴゴジャンさんなどのポータルサイトや製作者自身のサイトなどで買うことができますが、私が絶対に買わないと決めているのが「ロジックのイメージがつかないシステム」です。過去検証も含めて収益率や勝率、収益グラフはメチャクチャ良いかもしれませんが、どういう理屈でエントリーして、どういう理屈で決済しているのかが完全ブラックボックスになっているシステムを多数見かけます。完全にオープンにしろとは言いませんが、どんなインジケーターを使っているのかくらいは一部でもオープンになってないと私は怖くて買えません。
だって、なぜ儲からないか反省のしようがないからです。
もっと言えば、このシステム購入費数万円はアイデア料とプログラムを自作する時間が省略できたことに対する報酬だと思っています。そうなると10万円くらいでも、ロジックのイメージができ、1ヶ月くらい無料でフォワードテストができ、もちろん過去にほぼ毎月、長期的に利益を出してくれているシステムなら買っても良いと思います。
ほぼ毎月利益を求めるとか欲張りなって言われそうですが、ちゃんと理由があります。システムに限らず、裁量のロジックもそうですが、得意な相場、苦手な相場が存在します。トレードフォローのロジックはレンジ相場では損失が続くといった具合です。月単位での赤字が年に1ヶ月程度の頻度であれば致し方ないと思ってますが、これが頻繁に現れていたり、年単位で赤字なのに最終的に利益が出ているシステムは相場の雰囲気が変わると機能しない可能性が高いので注意が必要だと思います。(逆も言えるので、機能し始めるシステムもあります)
この成績の自動売買システム買いたいですか?
ちなみに参考までにこの期間のチャートがこちら
6年で利益50%出てますが、見ての通り、2015年や今年のようなの動きの少ない相場では機能しにくく、逆に2016年や昨年のコロナショックのような時には機能してます。ちなみにこれはこの記事のためにちゃちゃっと作って最も成績の良かった数値設定にした(最適化した)トレンドフォロータイプの自動売買システムの成績です。移動平均のクロスでエントリー、決済・損切pips固定、勝率はトレンドフォローらしく30%くらいですが、プロフィットファクター(利益÷損失)も1.32ありますw紹介文工夫すれば誰か買いそうw
ここまで見れれば、使う使わないとか他の自動売買と組み合わせるとか対処のしようがあると思います。
もちろんですが、私が見つけられてないだけで、私の基準を満たす優秀なシステムも中には販売されていると思います。なので、儲かってそうだからってえいやーで買わずに、しっかり特徴を把握してから買うことを推奨します。前述したとおり、ガチで儲かるならわざわざ売る必要はありませんからね。商品名入れてググれば身銭を切って中身を調べてくれている方もいらっしゃいます。無駄打ち上等の方は・・・好きにしてください。
「勝てるシステム、無料であげます(ただし、チャリンチャリン払ってね)」
購入と違って、システムを見た目は無料でくれる方々もいらっしゃいます。大抵、指定の業者(ほぼ海外業者)でリアル口座を作って実弾を入れたら配布してくれるケースが大半です。
海外のFX業者にはIBと呼ばれるアフィリエイトプログラムを利用したものです。アフィリエイターの紹介で口座を開設すると、ユーザーが取引する度にアフィリエイターに少し紹介フィーを払うというものです。まぁ別に海外業者を使うのも個人の自由ですし、私自身も現状は同じような立場なのでアフィリエイターを否定するつもりはありません。
ですが、海外FX業者は日本の業者よりもレバレッジを効かせられる替わりに、スプレッドやスワップがユーザーにかなり不利になっています。特に売りも買いもスワップがマイナス(支払)なんて通貨があるのが意味不明です。そして同時に、アフィリエイターたちの収益の源泉にもなっています。なので結局はトレードを通じて代金をサブスク形式で払っているのと同じと言えます。それでもレバレッジ500倍とかは魅力的ではあるので、このメリットを享受できるならアフィリエイトのついたシステムでも構わないという考え方もありだと思います。気が向いたらこの辺の比較検討も書きます。
どちらにしろ、購入の時の話と同じで、本当に勝てるロジックなのか検証もできないシステムはお勧めできませんが。この場合、特にスキャルピング系は気を付けた方が良いです。海外業者は日本の業者と比較してスプレッドが広いか取引手数料が高いかのどちらかなのでスキャルで儲けるのはかなり厳しい上に、トレード回数が多くなるので絶好の「かもねぎさん」になります。
結局、初心者はどうしたらよいのよ?
長々とお読み頂きありがとうございます。まだまだ思うところはありますが、FX初心者の皆様へのアドバイスを以て、この辺で一旦締めようと思います。
実弾の前に検証とデモトレードをやりましょう
兎にも角にもここから出発点です。仕事やスポーツと同じでPDCAを繰り返していくしかありませんが、リアルタイムの相場でやると時間が足りませんので、過去データを使って検証していきましょう。色々なパターンを想定してリスト化してやると良いかと思います。もはや研究者、いや研究者そのものですね。いきなり大損したくなければ必ずこれをやりましょう。
裁量トレードならForex Testerなど、自動売買ならMT4が使えるFX業者で口座を開けばMT4で検証する環境は整います。また、リピート系システムを提供している業者の中には、過去データを使った成績を出してくれるところもあります(MT4でもリピート系は作れます)。アラートシステムは使ったことないですが、検証するなら、MT4でまわしながらアラート出たところでForex Testerで裁量エントリーするとかかな~?
ちなみにMT4なら1年分くらいのデータなら1分くらいで結果がでますし、移動平均線の期間や利確・損切幅などのパラメーターの変更や、複数のパラメーター数値での結果比較も可能です。ここ数年は裁量をやってないのでForex Testerは使ったことないです。
トレードルールを明文化しましょう
自動売買はトレードルール=プログラムですので改めてやる必要はありませんが、裁量トレードの場合、プログラムでは表現できない感覚的なロジックを使うことができます。逆に感覚的な部分にも頼ることになりますので、その時の心理状態に左右されやすくなり、同じ場面が来たのにエントリーや決済をしなかったということがないようにしなくてはなりません。そのためには「Aがこうなっている時に、Bもこうなったらエントリー」という形で明文化して、常にそれに従ってトレードをしていきましょう。「なんとなく逆に動きそう」というのでエントリーをしないという判断は、特に検証の段階では排除した方が良いです。たまたまその時だけそうなっただけかもしれません。もし気になるのならエントリーを止めた根拠をトレードルールに追加した方が良いです。
最初は「ゴールデンクロスしたから買い」くらいの簡単なルールで始めて、この条件を追加したらどうか、といった具合に検証していくと良いと思います。
トレード見送りも大事です
いわゆるポジポジ病は止めましょうということです。ポジポジ病は、個人投資家に多く見られる一般的な病気で、ポジションを持っていないと落ち着かないという症状が現れます。エントリーポイントでもないのに無理矢理エントリーして損をするという問題につながります。治療法としては、トレードルールを作りこみ、強い意志、もしくは無感情でそれに忠実に従うことで改善が可能です。少しでもルールに疑いを持ってしまうと再発することもあります。治療薬としては、アラートシステムや自動売買システムで有効性が確認されています。
勉強、情報収集、研究ができないなら深入りは厳禁
冒頭でも書いた通り、私も大して勉強しないで取り組んでそれなりに負けました。その時はやはりこれらができていなかったからなのは間違いがありません。本気でFXで稼ごうと思っている方は、トレード手法の勉強・研究はもちろんのこと、資金管理の勉強・研究をとことんやる必要があるでしょう。今回私も、情報サイト、YouTube、国内外の本など相当な量やってきました。売買ロジックだけで100個以上検証したのではないでしょうか。隙間時間で稼げるほど甘くはないと思います。
ということで、久しぶりにブログ書いたら検証とかしながらやったせいもあって丸一日がかりになってしまいました。まだまだお伝えしきれていないことがたくさんありますが、また別の機会にします。素人による素人のためのプログラミング解説も書こうかな。
ここまでお読み頂きありがとうございます。
では、また!
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