国内大手の証券会社の内定を取るコツ

国内大手の証券会社の内定を取るコツ

こんにちは!元証券マンのマークjrです。

ストレート過ぎるタイトルですみません。ですが、証券業界は2社中2社内定(当時業界2位と3位)を取った実績はありますので、多少信じていただけるのではないかと思います。

そもそも証券マンになれる人はどんな人か

証券マンが日々、どんな仕事をしているのかはこちらに詳しく書きましたが、その中から証券マンの特徴のリストを抜粋しました。

  • とにかく稼ぎたい人
  • 門前払いや「詰め」とか気にしない人
  • コミュ力が半端ない人
  • 楽天的で理屈や理由が多少わからなくても気にしない人
  • これら4つ全て持ってる人か、証券アナリスト取れるくらい頭がいい人のどちらかだと思う。

ちょっとアバウトなので、国内大手証券会社(野村証券、大和証券、SMBC日興証券)の総合職(エリア総合含む)入れる人をもう少し具体的に書いていきます。

1.学歴

ほとんどがMARCHレベル以上ですが、日東駒専の人もそれなりにいます。大東亜帝国はあったことないです。そして学歴フィルターはあります。むしろリクルーターがやってきてゼミ単位でお茶会を開いてくれます。そして面接は1回パスされましたwww

2.好まれるタイプ

ここが気になるところかと思いますが、メーカーやコンサルが好みそうな協調性や堅実性、頭脳派よりも、バイタリティメンタルコミュ力競争意識情熱といったところが重視されていると思います。なぜなら、営業現場でモロにこの能力が必要になるからです。冒頭のリンクと同じですが、こちらを読んで頂ければご理解頂けるかと存じます。

ちなみに、バイタリティとかメンタルとかはイマイチだけど、頭脳派で株とか投資に興味があるって方は「ファンドマネージャー」の道をお勧めします。学歴的にはほぼ早慶上智以上が大半、MARCHでいたら逆に凄いやつっていう狭き門ですが、この業界は中途採用の求人のほとんどが業界経験必須なので、一度は入れればこの業界でキャリアアップが比較的容易なイメージです(最近になって気づきました。遅い・・・)。

志望動機は「株の失敗を活かしたい」だった

ずいぶんと青臭い志望動機ですね。お恥ずかしいwww

でもこの”失敗”が大事だったんですwww

株をやってる人はこれで良いと思います。もしくは、自分でやって面白かったからもっと大きな金額でやりたいとか、自分の成功をお客さんにも伝えたいとか。オリジナリティがあるので伝わると思います。

株をやったことのない人は、ネット証券で良いので少額でもやってみるとよいかもしれません。買う時のドキドキ感、持ってる株が上がった時のウハウハ感、下がった時の焦り。売り払ってホッとする気持ち。。。マジ、ジェットコースターですよ。お客さんも同じ気持ちです。できるだけ勝てるように勉強すれば、さらに良いですね。これをやっていれば、この時点で最終面接あたりまでは通る気がします。

リーマンショック前だったこともありますが、証券会社の面接は正直楽勝だったなって思ってましたが、もしかしたらこの経験と思いが面接官に伝わっているという手ごたえがあったからかもしれません。やっぱり私は金融業界の人間ですねwww

もちろん、株の経験がない人も多く入社しています。というか、私の時はネット証券もまだ普及してなかったので、やっていた人は私くらいでした。その人たちの志望動機までは残念ながら覚えていないのですが、やはり経済の根幹である資金調達を支えてる仕事という点に魅力を感じて入社してきた人が多かった気がします。ニュースなどで株価の話などはありますが、あれは業界の1%くらいしか表していませんので、業界の仕組みはなかなかみなさんの馴染みのないとことではあります。ですので、当たり前ですが業界の仕組みをしっかり調べることが志望動機につながるような気がします。

最終面接で言ったこと

後に入社する某証券会社の最終面接は「役員5人くらいvs学生5人くらい」という形式でしたが、今でもはっきりと覚えています。ちょっと物語風に書いてみますね。

途中まではそれまでの面接で聞かれたことの繰り返しだったと思いますが、最後にこんなことを聞かれました。

「みなさんは弊社に入社後、どのような人になりたいですか?そちら方から順番にお答えください。」

よくある質問なので、回答も既に準備してありました。「強い思いと経験を持って、お客さんの利益につながる提案をし、その結果として御社の利益に貢献します」と。

しかし、私はこの回答を使いませんでした。なぜなら順番が一番最後だったので、前の人の回答を聞いて変えてしまったからです。

と、言うのも、一番最初に答えた人がこんな回答をしました。

「日本一の営業マンになります!!」

「マジか!!??こいつ、大ほら吹きおったwww」っと心の中で笑ったのを覚えています。ですが、日本を代表する大企業の役員を前にしてほらを吹く度胸と熱意は確実に面接する役員に伝わっていました。

このことを察した私は、この際もっと大きなほらを吹くことを決意しました。そして出た言葉がこちら。

「世界一の営業マンになります!!」

満を持して被せてやりました( `ー´)ノwww

その理由は?とか聞かれません。「そうですか、わかりました」と笑いながら返答されたと記憶しています。

これで他の候補者と圧倒的に違いが生まれました。そして、この様な自信のある強い言葉は「彼に任せてみたい」という期待を相手に抱かせることができます。これは社会人になっても必要です。結果、私は内定を勝ち取りました。

ちなみに、”日本一”の彼は、後に仲の良い同期になる農家出身の男でした。他の人は記憶にありませんが、入社はしてなかったような気がします。

面接でのポイントはこんなところでしょうか。

  • 他者との差別化
  • 堂々とした言葉、自信のある強い言葉
  • 業界や職種に合ったしゃべり方
  • 経験に基づいた話
  • その会社への興味

最初の二つはすでにご理解いただけたかと思います。残りの3つですが、まず、「しゃべり方」は人柄が出てしまいますので演技してもバレると思います。ですが、ある程度の調整はできるものです。ファンドマネージャーの面接と証券営業の面接は同じようにやってはいけません。なお、どうしても演技になってしまう人は、業界や職種を変えることをお勧めします。証券会社の営業現場におっとりした話し方の人はいませんでしたし、無理して合わないところに行っても後々苦労することになりますので、自己分析をしっかりとやって改めて志望業界・職種を探してください。自己分析についてはこちらをご参照ください。

「経験に基づいた話」はそのままの意味ですが、逆に作り話はやめた方が良いです。薄い話になってしまうのでバレやすいです。突っ込まれたらアウトです。「こういう仕事がしたい」という思いから突き詰めていったら証券会社だった、という論理構成もありですが、余程のことがない限り、私のように株をやっていた人間には勝てません。

最後に「会社への興味」ですが、なぜ大和じゃなくて野村なのか?、業界1位の方がよくない?という質問が飛んできます。いくつか対処法はありますが、それは就活サイトなどに任せるとして、どうしても行きたい会社であれば、役員や部署、商品の名前を全部言えるくらい調べつくしたらよいと思います。たぶん、そこまでやる人はそこまでいません。一発逆転の手段かも。

ということで、証券会社の内定を取るコツをお伝えしたつもりですが、伝わっていれば幸いです。

就活大変ですが、自分の一生に関わることなので頑張ってください!!