起業はある意味簡単だけど、会社を続けていくのは難しい
皆様、こんにちは!マークjrです。
最近バイトをちょこっと始めてみました。倉庫での荷物の仕分け作業なので超単純作業ですが、立ちっぱなしなので足の親指が腫れてます。。痛い(>_<)
なぜこんなことをしているのかって?えぇ、資金不足に陥ったからですwww
しかも初めてではありません。何度か資金不足に陥っています。
今日は、最初に資金不足に陥った時の話です。
創業から融資を受けるまでは順調だった
脱サラ起業したのは約2年前(2018年)でした。
以前勤めていた会社の自己資金と親からの借り入れで資金(550万円)を用意し、会社員やりながら事業計画書や定款も作っていたので、退職して1週間で立ち上げることができました。
自治体の創業支援制度に申込み、近所の信金と政策金融公庫から創業融資(2,000万円)をすんなりと受けることができました。
会社設立から融資を受けるまでのお話は改めて。
そして早速営業をしますが、前職の時のお客さんをそのまま引っ張り込んだので初月、翌月と順調に売上が上がりました。
しかし、とある出来事をきっかけに設立2ヶ月で資金不足に陥ることになります。
信用していた人の豹変!?それとも裏切り!?
設立直後に商品を右から左に売る仕事があったのですが、前職の時の上司が同業で独立していましたので、そこから商品を仕入れました。
とりあえず取引は順調に完了したのですが、問題はここからでした。
お客さんが同じ商品を追加注文するかどうか迷っていたので、追加の可能性があることだけ元上司(仕入先)に伝えていましたが、結局追加はなくなりました。
するとこの元上司は「もう注文しちゃっててキャンセルできないので買え」と言うのです。
ん!?!?
注文書も出してないし、追加の可能性はあるかもです、としか伝えてないのに、勝手に注文しといて何とかせいとか言うってどゆこと!?
売れない商品でもなかったので、他にも継続的な取引も既にしていたことを考慮して、元上司が注文した分の半分を引き受けて仕入れることにしました。
金額ですか?1,000万円です。
しかも売り先が決まるまでの保管料もこっち持ち。
他にも必要な仕入れが発生していたので、この時点で残高が100万円を切りました。立ち上げてまだ2ヶ月しか経ってないのに。。。
これでやろうとしていた輸出事業ができなくなりました。
さらに運が悪いことにこの商品を売りさばくことができませんでした。
この出来事から4ヶ月後、元上司から連絡があり、売り先見つけたから買戻してあげると言うのです。
マジか!現金欲しい!!って当然思います。元値で買い取ってもらえますよね???・・・。。。
「保管料差っ引いて940万円だわ」
ん!?!?
はい、やらかしました。。。
おれ、お前の在庫費用も負担しろって!?ふざけんな!って言いたかったのですが、継続取引があるので怒りを堪えて已む無く応じました。
経営者って食うか食われるかの世界
まぁ反省しかないですよね。4ヶ月の間に売れなかったのは自分のせいでもあるし。反省点はこんな感じかなぁ。
1. 断る勇気を持つべきだった
兎に角これに尽きる。買い取れって言われた時に突っぱねるべきでした。継続取引も小さい内容だったので切ってしまえばよかった。
この辺をしっかり天秤にかけて判断するべきでした。
経営者の知り合いには、「創業したばかりで大変だろう」って言って仕事くれる人もいますが、今回の事件の様に知り合いなのに足元見てくる輩もいるようです。
こんな世界の中ではシビアに商売していかなければ、食いつくされます。
ダメ、お人好し。
2. ピンチをチャンスに変えるべきだった
今思えば、新規開拓のチャンスだったかもしれなかったわけで。商品自体はよかったので、ちょこっと営業かければ売れたかもしれないし、新しいお客さんになってくれたかもしれない。
既存先に話をしただけでいつか買ってくれるだろうという安直な考えがまずかった。
是非反面教師にしてください。
ちなみにこの元上司、この1年後にも私の悩みの種になってくれます。「はぁ」って感じです。非常に頭も良くて、部下のことを考えられる上司だっただけに残念です。
それはまた今度。
生命保険が役に立った
結局、この事件で資金が底をつき、仕入れができなくなったことで売上も立てられなくなりました。
このままでは生活すらできなくなるので、生命保険の契約者貸付で資金調達をしました。100万円。利率4.5%(米ドル建て養老保険なので利率高めです)
保険会社に電話して翌々日には入金されてます。しかも消費者金融と違って信用情報の記録には残らない上に、返済期日もないので、返せる時に返すことができて非常に便利。
貸付限度額はその時点の返戻金の額まで。これ未だに借りっぱなしですwwwってか後日追加で借りてますwww
利率も低いので、会社の運転資金以外にもリボ払いの返済に充てるのもありかと。
借りないに越したことはないですが、いざという時には覚えておくと便利かと。あぁ~初めて証券会社の時の知識が役に立ったかもwww
あ、契約者貸付が使えない保険もありますので、お気を付けください。
お金のゆとりは心のゆとり
わかりきったこと言うなよ、って思いますよね、はい。
いや、でもマジで改めて言うほど、この問題は重要。
仕入れもできないほど資金がなくなると、何もできなくなって仕事へのやる気すらなくなる。もう野となれ山となれーー!ってなります。
かといって開き直れるわけもなく、資金ショートしそうでマジで眠れなくなるし、日中もよくわからないけどヤバイって焦る気持ちだけは感じてるのに体は動かないし、
結局、慌てて資金調達して月末をしのぐのが精いっぱいになってました。
本来なら、お金がないなりの収益の上げ方を考えるべきでしょうが、良いアイデアは浮かびませんでした。
ってかそれで収益上がるなら、最初からそのビジネスで起業できますねwww
あと、時間はあったので、最悪でも今みたいにバイトだけでもすればよかったのだろうけど、経営者になったってプライドが当時はそれを許してくれなかったです。。。
あ、雑貨屋さん等でお金はないけど在庫はあるって方は、売れるものはあるので利益なしで売る、原価割れでも売るという決断も必要かもしれません。
実際、私も在庫を元上司に買戻してもらいましたから。大損で。
と、まぁつらつらと創業直後に起きた資金不足事件を書きました。もし万が一このような局面に遭遇したら、反面教師にして対処してください。
ではでは、また今度(^^)/
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